読み込み中…
『わたしを離さないで』の著者、ブッカー賞受賞作『日の名残り』の作者による最新作。ローマ人はとっくに去り、 Britain(ブリテン)は徐々に衰退へと向かっている。しかし、かつてこの国を荒廃させた戦争は、少なくとも収まった。年老いたブリトン人の夫婦、アクセルとベアトリスは、いよいよ今こそ、この奇妙で危険な土地を越えて、何年も会っていない息子を探しに出かける時が来たと決意する。なぜ国が沈黙したのか、なぜ息子が去ったのか、彼らは思い出せない。旅を続けるうちに、彼らは忘却の霧に覆われていたかのような過去の断片を明らかにし始める——その霧は、この土地とその人々に関する暗い秘密を隠しているかもしれないのだ。