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ノーベル文学賞受賞者、J・M・G・ル・クレジオによる傑作。北アフリカの砂漠で失われた文化と、その子孫でありヨーロッパで望まれざる移民となった人々の、対をなす物語。『砂漠』は二つの物語からなる。第一の物語は1909年から1912年にかけて、一人の思春期の少年ヌールとその民である青い人々の移住を描く。フランスの植民地軍によって土地を追われたヌールの部族は、「眼の水」として知られる偉大なる精神的指導者の助けを求めて、サギエト・エル・ハムラの谷へとやってくる。第二の物語は、青い人々の子孫であるララの現代的な物語である。モロッコの海岸都市近くの「プロジェクト」と呼ばれるバラック街に暮らす孤児ララは、フランスへ逃れねばならず、そこでさらに大きな試練が彼女を待ち受ける。